プラントの製造能力は主にミキサの性能で決まります。
強制練りミキサの場合、JIS A8603で普通コンクリートの24-8-20を60秒練混ぜた時にコンクリート中のモルタルの差が0.8%以下、かつ粗骨材量の差が5%になるように規定されています。
つまり、材料投入後60秒以内で均一な品質のコンクリートを練上げる性能が必要です。
練混ぜるコンクリートの軟らかさや量によってミキサに掛かる負荷が違うので、場合によっては練混ぜ時間を何通りかに分けている場合もあります。
高強度コンクリートや高流動コンクリートではモルタルの練混ぜが重要なので、通常より長い練混ぜ時間になることがあります。
当社の場合、2000Lの強制二軸ミキサで練混ぜ時間を60秒に設定していますので、理論上2m3×60バッチで毎時120m3の製造能力ですが、積載量や運搬車の台数から毎時80m3にしています。