コンクリートは練混ぜに水を用いるため、硬化したコンクリートが乾燥すると水分が逸散します。
そのため、体積が減少して拘束されているコンクリートでは収縮ひび割れが発生します。

建築学会はJASS 5(2009)で乾燥収縮率は800×10-4以下と規定しました。
これに伴い、当社では平成25年(2013年)に一般的な普通-21-18-20-N(W/C=54.0%)で乾燥収縮試験を外部試験機関で確認しました。
結果は565×10-4で、石灰砕石を使用したコンクリートとしては少し小さい値となりました。

平成28年(2016年)には高強度コンクリートの出荷に向けて試し練りを行い、乾燥収縮率を測定しました。
高強度-Fc60-60-20-N(W/C=25.0%)で477×10-4でした。

なお、2023年に砕石の産地が変更になったため、これらの測定結果は参考値としてご利用ください。
 乾燥収縮率測定結果ダウンロード
2013年(普通-21-18-20-N) 2016年(高強度-Fc60-60-20-N)
Date:2023-05-01 Title:技術資料 [乾燥収縮] File:TechnicalData.html [614D.html]   ページ構成を変更しました。